たとえば、内向的な性格で静かに勉強に取り組む方が自分には合っていると思うなら、 迷いなく、面倒見が良く、信頼のおける小規模予備校を選べば良い…。 表面的にこのようなことばを並べてみても、エステサロン でしかなく、やはり予備校に関しても結局は「人による」のである。 またそうは言っても、現役か浪人か、浪人でも自宅浪人と寮生では環境的な面も当然考慮しなければならないので、一概に言うのはなかなか難しいのである。 そもそも「向く人、向かない人」を考える以前に、予備校の功罪(メリット・デメリット)について、考えてみたことがあるという受験生はどれほどいるだろうか。 頭の中で漠然とわかっていることでも、改めて書き出してみると良い。
【予備校のメリット】 @生活習慣が確立される。 A定期的に模試を受験することで、客観的な学力の位置づけを知ることができる。 B受験情報がタイムリーに入手できる。 C学習計画の立案・受験指導が受けられる。 D周囲の環境が、良い刺激になる。 E自習室を利用でき、質問もできる。 他にも学割が使えたり、見知らぬ学校の友人ができたり…と、それぞれいろいろ思い浮かべることができるだろう。
【デメリット】 @経済的な負担が大きい。 A通い続けなければならない。 B中には指導力のない講師がいる。 現役であれば、日々の生活習慣がきちんとしたリズムで保たれているはずなので、メリットにはあたらないが、これがすべての基本と言っても良いだろう。 時間のレーシック を含めて、金銭の管理や身の回りのことなど含め、こうしたことがルーズだと思える受験生は、自分を律することができないタイプなので、他人に管理を委ねた方が良いと思われる。 →予備校向き◎ たとえば、夏休みの宿題にしても、 ・早めに終わらせるタイプ ・計画的に毎日きちんとやるタイプ ・8月も終わりという頃になって慌ててやり始めるタイプ に分類できる。 ここで自分はどのタイプだったかを考えてみると、わかりやすいだろう。 が、実はいずれのタイプとも、一概に向き不向きとは言えないのだが、8月も終わり…のタイプは、予備校向きというより行った方が望ましい。 はじめに「人による」と書いたが、性格的な部分の影響よりも、意志力に左右されることの方が大きい。 特に近年の傾向としては「我慢する」ことが次第にできなくなってきているようだ。 こうすると決めたら、それを貫く意志の強さ。 困難に対しても逃げたりかわしたりせずに、強い気持ちを持って向き合う。 そうした気概を持った受験生が、年々減ってきているような気がする。 →意志力に自信がないタイプは、予備校向き不向きはいずれも△。 本人が予備校を望んでも、結果的に実を結ばないことが多い。 「我慢する」ことは、大事なことだが、それだけでモチベーションを持続することは難しい。 本来、勉強漬けの日々を覚悟していたはずであっても、気分転換や楽しみがないと、毎日のリズムを適切に維持するのは困難である。 →けじめをつけられないようなら、予備校に向き不向き以前に、だらしがないということ。 気分転換と言いながら時間の際限がなく、ずっと美容整形 などに興じているタイプで最近特に多い。 予備校に通う日々の中でも、メリハリのある生活を確立していけば、頭も体も、そして心も、 受験に向き合えるだけの自分が育まれていくのである。 →ここにうなずける、気づきを見出せるタイプは予備校向き◎ 予備校の授業の雰囲気は、中学・高校受験の進学塾の様相やイメージとは違い(実際は各予備校やコース、レベルによるが)、緊迫感や緊張感に包まれているわけではない。 その意味では気軽と言ってもいい。 そうしたことも含めて、イメージが先行したり何かにつけて先走るようなタイプであれば予備校向き◎である。 →体験することで学習するタイプ。 得てして悪いイメージを思い浮かべることが、多いが、逆に、良いことしかイメージしないタイプもいる。 こちらは、自分が失敗することは考えていない楽観的なタイプで、体験することで良くも悪くも経験が糧となるタイプと言える。 ここまで、経験を踏まえて思いつくままに書かせてもらったが、端的に言えば、「不向き」は、集団授業が苦手で効果が上がらないと自覚し、講師側からもそうみなされるタイプであり、多くは「向いている」というより、行った方が良いタイプに集約される。 筆者の考える、不向きと思われるタイプ(というより条件)は…。 @勉強の習慣が身についていない。 A教科間の成績にムラがある。 B内向的な性格で、先生に質問できない。 加えて、 C成績が良く、視力回復 の習慣も身についている。 実はこのタイプには、家庭学習の方が実は向いている場合もあるのだ。 参考)予備校とは、勉強に対しての見方や考え方を変える場でもある。 ただ成績を上げる、大学に合格するためだけではなく、授業を見聞して得ることが、実にたくさんあることに多くの人は気づいていない。 高校・大学の間に位置し、自分にとって、進路・選択・可能性を含んだ場であることの意味を持って活用すれば、勉強自体の意義もまた違ったものになるはず。 遠回りであってもストレートであっても、自分にとっては高校と大学をつなぐ一本の道なのだ。 向き不向き以前に、心に刻むべきは「意志」なのである。
いずれにせよ、一文無しでは新年を迎えられない。絶対に見つけなければ。落としたと思われる地下鉄の駅に走った。幸運なことに、お財布は届けられていた。ホームに落ちているところを誰かが拾ってくださったという。 感動の再会に浸っていたら、駅員さんが遺失物の法律について説明し始めた。いわく、落とした人は「100分の5以上100分の20以下に相当する額の報労金」を拾った人に支払わねばならない。つまり、5%〜20%の謝礼が「遺失物法」できちんと定められているらしい。 「1割程度の謝礼」という常識は知っていたが、そこまで細かく法律で決まっているなんて。調べてみると「遺失物法」は1899(明治32)年に制定された歴史ある法律。昔から、誰もが落とし物には困ってきたのだろう。警視庁の統計によると、2007年に届け出のあった遺失物のお財布は、27万1715個。都内では1日におよそ744人がお財布を落としていることになる。たくさんの仲間がいて、うれしいような、情けないような…。 幸い、私のお財布は戻ってきてくれた。大みそかのお忙しいところ申し訳ないと思いつつ、拾ってくださった女性に電話をかけた。お礼を伝え、心ばかりの報労金を申し出たところ、丁重な辞退を受けた。1年の締めくくりとなる日、親切な方に拾っていただいたことに感謝。温かな気持ちで新年を迎えることができた。 落としてばかりの私だが、考古学を専攻していた学生のころは拾うほうが多かった。遺失物法の守備範囲は案外、広い。発掘調査で発見した土器や石器は、遺失物として警察署に届け出なければならなかった。 もちろん、土器や石器の持ち主が、遺跡の最寄りの警察署に遺失物を探しに来ることも、5%〜20%の報労金をくれることもなかったけれど。
知人の編集者Kちゃん(女性、28才)は、彼氏いない歴8年……。彼女の姉(某商社勤務、30才)と同様独身ですが、妹と違って姉にはいつも彼氏がいるのだそうです。 そこで、「どうして姉には、いつも彼氏が途切れずにいるのかなぁ?と聞くともなしに聞いてみると、「友だちのおかげじゃないかな」といわれたのだそうです。Kちゃんには、姉の言葉の意味がわからなかったので、「え? 友だち? どういうこと?」と、すかさず聞き返してしまいました。すると、姉はこのような自論を述べたのでした。 「私の友だちは、みんな彼氏がいる子ばっかりでしょう。だから、女同士で遊ぶっていっても、彼氏と用事がないときに遊ぶとか、彼氏優先でっていうのが暗黙の了解になってるわけ。そういう友だちに囲まれてると、彼氏がいない状態ってつらいのよね。いつでも、ヒマなときに遊んでくれる友だちがいないから、必然的に『やばい、やっぱ彼氏つくらないと。孤独すぎるかも』と思っちゃうのよ。常に危機感がある状態っていうのかな」 なるほど〜と感心しながらKちゃんが姉の話を聞いていると、いつの間にか話は彼女のことになっていたのでした。 「そう考えてみると、あんたに彼氏ができないのは、友だちも関係してると思わない?」 「えっ?」 「あんたの友だちはみんな彼氏がいない子ばっかりじゃない」 「そういわれれば、そうかも……」 たしかに、姉に指摘されたとおり、Kちゃんの仲のいい友人6人組は、全員、現在彼氏がいない状態です。 「彼氏がいないと、女同士で楽しく遊べるからね。女同士はたしかに気を遣わなくていいし、楽しいよね」 「うん……」 「でも、気が緩むっていうか、緊張感とかはなくなるじゃない。その証拠に、あんた最近太ってない? ビールっ腹になってるじゃない。おまけに、みんなして彼氏もいないから『まだまだ大丈夫だよね』って安心しちゃって、気がついたらいい年になってたってことになりかねないよ」 うっ。姉というものは、妹に対して痛いところをついてくるものです。Kちゃんは言います。 「姉の友だちはみんなキレイ系な人たちで、友だち付き合いっていっても、きっと私の友だちとは違って、ドロドロしてたりイジワルだったりタイヘンなんだろうな。だから、仲のいい女友だちがたくさんいる私をねたんであんなこと言うんだ……と思いたいんですけど、たしかに姉のいうことにも一理あるような気もして……」 と悩むKちゃんなのでした。 このように、女の子の場合、彼氏がいない原因のひとつに、同性の友だちのあり方が関係している――そう考えられないこともありません。それでは、この考え方は男性にもあてはまるのでしょうか。 某鉄鋼メーカーに勤務するMくん(32才)は、 「たしかに……友だちとか同期が『結婚する』と聞くと、やばい、もうそんな年齢になってきたか! とハッとすることもあるけど、それはそのときだけであまり気にしない」 と言います。 また、某ゼネコンで技術者として働くRくん(29才)は、 「自分の友人は……たしかにみんな彼女がいないです。というか、そもそも、友だちと、彼女の話とか女性の話をしないです。もしかしたら、自分があいつには彼女がいないと思っているだけで、実は彼女がいるのかも」 と言います。 さらに、某通信機器メーカーで働くOくん(34才)いわく、 「自分もふくめて、ボクの友人も、独身とか彼女がいないヤツが多いです。まず、男同士は一緒にトイレに数人でぞろぞろ行くわけでもないし。休日に出かけるにしても、ひとりで行動することが多いと思います。友だちにひとり、すごいモテるヤツがいるので、最近そいつから『彼女いないの? 誰か紹介しようか』と言われて、ボクもそんな心配をされる年齢になったんだな、と実感したことがありました」 とのこと。 というわけで、なんでしょう、男性はあまり友人関係によって彼女のいる・いないを気にかけたり、意識したりしないようです。 友だちの影響で、恋人のいないことを気にしたりする――それがいいのか悪いのかは、それぞれの判断にお任せしたいところですが、いずれにしろ、男性は女性問題のこととなるとのんびりやさんが多いようです。 また、男性同士は、プライベートな問題をあれこれ議論することもないようです。 となると――「彼女いない歴○年だけど、そろそろどうかな?」という問題には、自分で問題意識を持ったり、取り組んだりしないといけないことになります。 彼女がいない! という殿方は、夏も終わり、秋から冬へと寒い季節が近づく前に、少しこの問題について考えてみてほしいと思います。